こんにちは! ショウマです。
Émonda(エモンダ) SL 6 Di2に試乗する機会があったので、今回はそのインプレをしていきたいと思います。
評価
剛性 ★★★★★★★☆☆☆(10段階評価:7)
加速性 ★★★★★★★☆☆☆(10段階評価:7)
巡航性 ★★★★★★★☆☆☆(10段階評価:7)
登坂性 ★★★★★★★☆☆☆(10段階評価:7)(おそらく)
カラーデザイン ★★★★★★★★☆☆(10段階評価:8)
おすすめ度 ★★★★★★★☆☆☆(10段階評価:7)
(7以上だと購入後の満足度が高い)
Émonda(エモンダ) SL 6 Di2について
エモンダのミドルグレードに位置するSLシリーズ。SL6は Di2はコンポーネントに新型105 Di2を採用し、SL5よりも値段は高くなるが、コンポーネントだけでなくホイールやシートポストも上位の物が取り付けられています。
また、新型105 Di2を採用しているだけあって、ミドルグレードながらにワイヤレスで見た目も美しい物に仕上がっています。
インプレ
万人におススメできるバランスの良いオールラウンドバイク
剛性について
ピュアレーシングマシンと比較すると剛性不足は感じられましたが、硬すぎず柔らかすぎず、バランスが良く、踏んでいて心地の良い感触を味わえるバイクです。
FTP5倍弱、体重54㎏の筆者がパワーを出す分には十分な硬さを保っており、レースでもサイクリングでも何にでも使える印象です。
正直、ミドルグレードのバイクだからそうでもないだろうと思っておりましたが、いい意味で裏切られ、乗っていてすごく楽しかったです。
乗り味はヒルクライムバイクとエアロバイクの中間みたいな感じでしたが、ここは見た目通りですね。
また、エンデュランスバイクほどではないですが、振動吸収性能もよく、よほどの悪路じゃない限りは乗っていて「手がすごく痺れる!」ということもなさそうです。
加速性について
ミドルグレードということがあってピュアレーシングマシンのような鋭い加速は無いですが、パワーをかけても変にフレームがたわむこともなく、しっかり加速してくれます。
ただ、スプリント時に1200wとかだせるスプリンターの方が扱うとなると、もしかしたら、スプリントでフレームが力負けしている印象を感じるかもしれません。
巡航性について
直進性能も良く、進むバイクだと思います。
今回はハイトの低いホイールでの走行で高速域での巡航がやや大変な印象を受けましたが、45mmや50mmハイトのホイールと組み合わせれば、十分にレース速度に対応できるマシンに変化すると思います。
登坂性について
今回の試乗コースにゆるい上りしかなかったので、登坂性については、予想で書かせていただきます。
おそらく、ヒルクライムは登れるフレームのはずです。というのも、もともとエモンダがオールランドバイクに位置するフレームで、トレックのサイトでも、あらゆる地形でさらなる速さを引き出す超軽量のエアロフレームと書かれているからです。
ただ、このSL6ですが完成車重量が8kg半ばあるので、ヒルクライムで勝つためのバイクかといわれると、言葉が詰まるところではあります。それでも、重さの割には踏んだ時の加速が良く感じられたので、上りもそんなに悪くない気がします。
7㎏代までもっていくことができれば、ヒルクライムレースでも活躍できるのではないでしょうか。
新型105の感想
「新型105ってスゲーな」が第一印象でした
普段は9150のDI2を使用しているのですが、シフトした時の反応速度がほとんど9150のデュラエースと変わらなかったので、重さを気にしなければ全然ありだと思いました。
クランクはやはりデュラエースと比較すると若干剛性が劣っている印象はありますが、ほとんど誤差の範囲に感じます。
ヒルクライム以外で使うバイクを組むなら、これでも十分に戦えるはずです。
まとめ
ミドルグレードのフレームということがあってハイグレードのフレームと比較するとフレームが若干柔らかく感じられましたが、オールラウンドバイクとしては完成度の高いバイクです。
近年の市場の値上がりで、SL6 DI2も105搭載の完成車で529,100円とやや高めですが、あの105の性能を加味すると現在は妥当な金額かもしれません。
これで重量が軽ければ文句なかったのですが、ミドルグレードのディスクロードなので妥協するしかなさそうですね。
それでも、乗っていて楽しさを感じるバイクであることは間違いないので、レースからサイクリングを楽しむ方にはおススメの一台です。
ご検討してみてはいかがでしょうか。
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