こんにちは、ショウマです。
よく、ディスクブレーキのフレームは剛性が硬い、リムブレーキと乗り味が違うという声を聞くことがあります。
そこで、今回の記事ではディスクロードとリムロードのフレームの違いについて解説し、本当にディスクフレームがリムフレームと比べて硬いのかについて書いていきたいと思います。
前回の記事ではディスクブレーキの制動力の高さの理由について書いているので良かったらこちらも御覧ください。
ディスクロードとリムロードのフレームの違い
ディスクブレーキ化で変わる乗り味
ロードバイクのフレームのディスクブレーキ化は、ブレーキの位置や制御装置が変化するだけではありません。
ディスクブレーキのほうがリムブレーキよりもブレーキ本体の重量が重くなりますが、乗り味も変化します。
では、何故ディスクブレーキ化することにより、フレームなどの重量が増加するのでしょうか。
ここでは、制動力の高いフロントブレーキを用いて説明していきます。
そもそも、ロードバイクのフォークのクラウン部には走行中に大きな負荷がかかるため、ディスクフレーム、リムフレームに関わらず高い剛性と強度が必要とされます。
一方で、ブレーキキャリパーが取り付けられる箇所も高い高い剛性と強度が必要とされます。
ものすごい回転数があるホイールを一気に停止させるわけですから、ブレーキキャリパーの付け根には大きな負荷がかかるはずです。
そのため、ブレーキキャリパーが付くリムブレーキのフレームは、フォークのクラウン部のように走行性能と制動性能のために強化する場所が同じになります。
しかし、ディスクブレーキのフレームはフォークのクラウン部の強化に加えてフォークの末端にディスクローターなどを取り付ける必要があるため、別々に強化する必要があります。
そのため、フレームの重量が全体的に重くなるのです。
ですが、ディスクブレーキのフレームはフォーククラウン部にブレーキキャリパーを設置する必要がないため、タイヤのクリアランス設定やフォーク形状などの設計度の自由性が上がるというメリットもあります。
フレームの走行性能の違い
ディスクブレーキのロードバイクとリムブレーキのロードバイクを比較すると、ディスクロードはリムロードに比べて、しなりが失われる傾向にあるため、快適性が低下します。
なぜなら、ロードバイクは本来、フレームの末端をしならせることを前提として設計された乗り物あるため、ディスクブレーキのようにフォーク先端とチェーンステー末端にゴツいブレーキキャリパー台座とキャリパー本体が取り付けられると、結果として、本来「しなるべき場所」の剛性が意図せず上がってしまうからです。
しかし、最近ではディスクロードの進化が著しく、各メーカーの努力が見受けられ、リムブレーキとの差はものすごく意識しない限り、判別できなくなってきています。
僕も実際にスペシャライズドのSL7を試乗したときは、乗り出したはじめは若干の違和感があったものの、すぐに慣れました。
剛性が上がったことにより、パワー伝達が良くなったようにも感じられます。
ダンシングの振りやすさなどは個人的にはリムのほうが気持ちが良いですが、メーカーによって差がありますのでそこは、慣れかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はディスクロードとリムロードのフレームの違いについてまとめてみました。
やはり、ディスクフレームはリムフレームに比べて硬い傾向があります。
僕自身もSL7などのディスクロードでダンシングをしたときは「フレームが少し硬いかな?」と乗っているリムロードに比べて若干の違和感がありましたね。
ただ、バイクとの相性もありますのでどっちが良いと、断言はできません。
個人的にはトータルバランス的にディスクロードが良いです笑
自分が気に入ったのに乗るのが一番です!
さて、次回はディスクホイールについて書いていきたいと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました!
皆様のサイクルライフがより良いものになりますように!
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