【富士ヒル2022】ロード始めて1年の初心者がゴールド獲得‼(64分7秒)レースレポート

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初めまして、福ちゃんです。
皆さん、富士ヒルゴールドってご存じでしょうか?(このページ見てるくらいだから知ってますよね(;’∀’))

何年も自転車をやっている人なら一度は聞いたことがあるかと思います。
ちなみに私は大会の存在もゴールドの存在も今年(2022年)の2月に知りました。
だって私は去年からロードバイクに乗り始めた「初心者」なのですから…

私はダイエット目的で始めたロードバイクが楽しくて、毎週何百キロも走っていたら、いつの間にかこんなことになってました。

初めはブロンズを狙っていたのですが、ちょうど2月に加入したチーム(GreeenLights)のMr.Gold2021に「あほ、シルバーだ!」と怒られました。

練習を重ね4月になると、「福島、ゴールドだ!」とすごまれます。鬼です。

「イヤイヤ、無理っしょ。。」とは思いつつ、「もしかしたら行けるのか?」という希望もありつつ、ひたすらゴールドに向けて、練習と体重管理を続けていきました。

今年1月から富士ヒルまでの走行距離は、ほぼ実走で8千キロ。一年で体重マイナス20kg。

自分でもよくこんなにやったなと思います。チームメンバーからは奇行種と呼ばれながらも頑張りました(笑)。

目次

第18回Mt富士ヒルクライム結果

そして迎えた6月12日。
第18回Mt富士ヒルクライムに初参加、結果は

タイム:64分7秒
順位:年代別11位(19~29)
リング:ゴールド(GOLD)

目標にしていたGoldを獲得できました‼ 感動…(涙)

今までの人生(短いですがw)で一番うれしい瞬間でした。

富士ヒル申し込んでから、死に物狂いで頑張りましたからね。いや、レースに出て落車して実際に死にかけたりもしましたし。。

本当の初心者から1年でゴールド獲った人って、意外と少ないと思うので練習内容とかは後程、別のレポートにしたいと思います。

前置きが、ずいぶん長くなりましたが、この記事はレースレポートなので当日の展開を書いてみたいと思います。

それでは行ってみよう‼

レースレポート

福ちゃんの簡単自己紹介

・20代男性 171㎝ 63㎏ B型(1年前の体重84kg。マジで)
・Greeen Lights Racing Team 所属 2022.2~
・運動歴 大学生まで硬式野球(ほとんど筋トレ部)
・ロードバイク歴1年 2021.4~
・主な戦績
 2022.5 下総クリテリウム ミドル3位
 2022.5 榛名山ヒルクライム 年代別8位 43分22秒

福ちゃんのスペックや使用機材

・FTP:305w(榛名山ヒルクライムで更新)
・PWR:4.84倍
・体重:当日朝63kg(体脂肪率9.5%)1年まえは84キロw
・バイク:cannondale supersix evo 2017 重量7.7kg(サイコン、ボトル400㎖込み、4月に中古で調達)
・装備品(すべて):1.3kg
・総重量:72.3kg
・ギア:クランク(50:34)、スプロケ(11-30)
・タイヤ:MICHELIN power time trial 25C
・チューブ:SOYO ラテックスチューブ
・ホイール:Vcycle 38mm (クリンチャー/中華カーボン/チームメイトから2万で譲ってもらったやつ)

レースまでの流れ

6月11日

4:30 当日早起きのため前日も早めに起きる
5:00 ズイフト Jon’s Short Mix(パワー-10%)
6:30 出発
10:00 富士5合目 昼食(少しでも高地に慣れるため)
13:00 受付会場(トレインを組む仲間と合流)
18:00 明日の準備 夕食(炭水化物多め)
20:00 消灯

6月12日

2:30 起床
3:30 朝食とコーヒー(おにぎり 蒸しパン サラダチキン 800kcal)
4:00 駐車場入り(遅いと渋滞が起きる)
5:00 アップ(のんびり15分 95%30秒×2 のんびり15分)
6:00 会場入り(駐車場から4km自走)amino VITAL SUPER SPORTS(アルギニン入れると調子いい気がする)
6:40 レーススタート(直前にエネルギーゼリー)

レース前からスタートまで

ゴールドトレイン結成

・戦略は、実力者とトレインを組み、ペースを刻みながら行く!のみw

単独でゴールドは難しい(PWRが約5.2倍必要)ため強力なトレインに参加するしか方法がありません。
幸い事前の試走会のつながりから、ゴールド狙い15名くらいが集まって集団スタートする陣形を組むことができました。(試走会は4-5人ローテで料金所から約63分半)

自分と実力のあったメンバーをそろえるのが、ゴールドを取るのに重要なので、

スタート前は「順当にいけばゴールド取れるはず」と考えていましたが、実際は、、、((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

トレインメンバーでレース前の話し合い

・先頭が4.6倍から4.7倍で引く
・序盤は軽く話ができるくらいのペースで行く
・1合目までは上げすぎないで行く
・平坦最後のS字クランクに注意する(昨年の落車あり)

スタート~計測開始ポイント

集団が詰まって前に出られなくなるかもしれないので、数分遅らせてスタート。

そして計測地点までの移動中にまさかの出来事発生。

「うそ、6人しかいない…」

移動中の混雑により後方とはぐれてしまったのです。足を止めて待つも合流できず、この人数で行く腹をくくった(嫌な予感)

計測開始ポイント~1合目(通過16分15秒 275w 18.1km/h)

後方からスタートをしたため同じウェーブの人たちを抜かして走る。
(中盤でスタートすると料金所の細い道幅で詰まる)

1合目までは8%超の勾配が多いため、パワーが上がりすぎないようにリラックスするよう心掛けた。
しかし、駐車場下あたりで少しペースが遅いという声があり少しだけペースアップ。(想定より10秒くらいの遅れ?)

「ゴールドへの道は楽じゃないぞ」と再度認識し気を引き締める。

1合目~2合目(通過25分10秒 293w 22.8km/h)

1合目までで少し遅れたがトレインに焦りはない。想定通り先頭4.7倍程でローテーション、遅れたタイムを取り戻した。

スタートから20数分程経過し、まだ余裕あるなと思っていたが

「4人‼」

という声に思わず振り向く。トレインが4人に減っている。。

う、嘘だろ…

数分後さらにもう一人が遅れる。

う、うそぉ…

残り三分の二をたった3人で回すことになった。(中盤まで285w、後半300w)
一人ずつの負担が増えるがやるしかないと思い気持ちを立て直す。

富士ヒルには魔物が住む

5倍以上のFTPの人たちが遅れている。ひょっとしたら富士ヒル1番の難所は2合目前?
前日にコースの勾配マップを見たとき、1合目から2合目までの間が勾配の変化割合が一番大きいと感じていた。つまりは速度の緩急が一番大きいのはこの区間ということだ。

この区間ではトレインの後方が先頭に引っ張られるように縦長になり、インターバルがかる。当日この区間で人数を減らしたのは気温や標高、路面コンディションだけでなく、これによる体力の消耗が原因だと感じる。(ゴールドトレインの動画を見る限り、昨年もこの区間で人数を減らしていた)

私なりの対策として
・先頭がスピードを上げる前に準備する
・前者が踏み始める前から少し踏み始める(前者との距離は変えない)
これを意識したおかげか、そこまで負荷に感じませんでした。(VO2領域の削減 or VO2が強い?)
私はヒルクライムレースで集団走行が初めてなこともあり、正しい意見かわからず共有していませんでした。
間違っていたとしても、少しでも意見の交換しておくべきだったと反省しています。

2合目~4合目(49分03秒281w 23.1km/h)

2合目までゴールドタイム貯金は数秒、それに3人という厳しい現実を突きつけられていた。

「このままじゃ厳しいか」

と考えていたときに右側から速い2人組が抜いていき、「これに乗らないとゴールドはない」と本能的に体が反応し後ろについた。

勾配のきつい区間なのもあり、ドラフティングでもFTP(高地効果考えるとVO2くらい)で踏みくらいつく。同じトレインにいたもう一人も加わり、4人でのハイペース走行となった。

3人トレインにいたもう一人はちぎれてしまった。本当に申し訳ないが、このまま全力で行くしかない。

だって俺はゴールド獲るためにここまで来たのだから。。

しかし、今までの余裕はどこへいったのか、わき腹が少し攣り始める。引く時間はみんなより少ないが、せめてペースだけは落とさないよう努力した。(力不足でごめんなさい)

4合目~ゴール(64分7秒277w 25.5km/h)

4合目の看板からは先はメンタルとの勝負だった。この先10分程で奥庭駐車場先の直線に入るため、自らに気合を注入「あと10分踏め」「お前ならできる」「たくさんまわしただろ」って。

ここで粘れたのはチームのしごき練やコツコツZ2を積み重ねてきたからだと感じる。

平坦を終え最後の上り坂62分くらいたろうか、ゴールドは確信していたがここである言葉が頭に浮かぶ。

「早い方がかっこいいじゃん 俺がんばれ」

昨年の大会に出場しGOLDを獲得した、Mr.鬼Gold氏のレポートの一説。なぜだろう、レースのポイントや戦略は思い出さなかったのに、土壇場でこの言葉が背中を押す。

「最後までいけ‼俺!」

そのまま必死に踏み続けてゴール。気絶寸前。。

タイムは…64分7秒‼ 

「よっしゃー‼」

たぶんうるさいくらいに声を張ってしまった。(ゴメンナサイ)

レース総括

Av22.6km/h 280w PWR4.44倍 93rpm 175bpm

ゴールした後はずっとふわふわした感じになっていた。

「俺本当にゴールド取ったのか」

って放心状態。会場やストラバ、ツイッターで多くの人からおめでとうの言葉をもらって、どんどん実感が湧いている感じです。

一応年代別確認しましたが11位、上には上がいますね笑。でもこの結果にはものすごく満足しています。

自転車歴はまだ浅いけど、多くの人に出会い、その出会いこそが私をここまで成長させてくれました。

本当にありがとうございました。

これから先、私情で1年間くらいロード乗ることできないと思いますが、今以上にBIGな男になって戻ってきます。(お腹も)

だってやめられないよ、

ロードってこんなに最高なんだもん‼

アドバイス的な何か

富士ヒルでGold取るため必要なこと(個人の見解)
・最低PWR4.6倍
・土台がしっかりしていること(Z2でベース作り)
・トレインの後ろで休む

他大会での目安
・ハルヒル単独で43分半(集団なら42分前半)
富士ヒル試走、料金所から単独66分(当日雨や気温でタイムが落ちる)

富士ヒル終わってまずやりたいこと
・唐揚げをたべる
・コストコに行く
・チームメンバーに山で勝つ‼(1回も先着したことない×5人)

レースレポートは以上で終わりです。

後程、練習メニューとかのレポートも公開予定です。

(執筆:福ちゃん 編集:Mr.鬼Gold)

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