ニセコクラシック2022 年代別2位(45-49)レースレポート

こんにちは、佐藤(父)です。だいぶ時間が立ちましたが、6月に行われたニセコクラシック2022のレースレポートです。完全に忘れる前に自分のために書いておきます。

今年はニセコクラシックで上位20%に入って、グランフォンド世界選手権に出ることを目標に練習をしてきました。
富士ヒルと同日程となりましたが、もちろんニセコに挑戦です。

昨年は富士ヒルでゴールドを取ることを目標に練習していてCTLは80程度。今年は同時期に130くらいまで上げていたので、昨年の1,5倍以上の練習量。

FTPも感覚的には昨年に比べて10%くらい伸びていたので、このまま富士ヒルに出ていたら、昨年よりもだいぶ良い結果が出たかもしれないとは思いつつ、ニセコクラシックに全力投球。

ニセコのような長距離のレース(140km)は初めてだったので、不慣れなことばかりで、だいぶ無駄なことや余計なこと、あるいは足りないことがたくさんあって、かなり勉強になる体験でした。

忘れないうちに、備忘録としてレポートにまとめておこうと思います。

あと、レース内容もだけど、レースの前後、家を出てから家に帰るまで、レース以外での注意点がたくさんあったので、それらも書き留めておきます。

目次

■レース前後


飛行機輪行が大変だった

飛行機輪行用のバッグや箱などを調べて、ディレーラーの破損リスクが低い、箱型のプラダンケースを購入しました。QBICLE (キュービクル) バイクポーター PRO コンパクトサイズというやつです。
これが最初の失敗。コンパクトでJALなどの国内便では追加料金なしで積み込めたりするらしいですが、とにかく梱包が大変。小さすぎて、かなり上手に詰めても箱のサイドが盛り上がる入れ方しかできませんでした。どんなに工夫してもディスクロードだと、箱が膨らんでしまうので、飛行機内で横置きとかされるとフレームに負荷がかかりそうでとにかく不安でした。
更に、ハンドルとステムを外さないと梱包できないので、組み立てが非常に面倒くさいです。パーツをなくす危険性やオイルホースに負荷がかかって、壊れないかなぁとか、色々と心配が尽きませんでした。
更に、帰りも箱に詰めるのですが、これまたハンドルとステム、リアディレーラーを外して、傷がつかないように養生して、などなどやって、うまく詰めようとすると無駄に時間がかかり、30分以上はかかった気がします。
飛行機の時間がギリギリの場合だと、やばいです。実際、レースが終わり、レンタカーを返却してから、バイクを輪行箱に梱包したのですが、これが非常に大変で、二度とやりたくないと本気で思いました。
なので、次はこのコンパクトサイズは使いません。バイクポーターにはスタンダードサイズというのもあって、そちらはステムなどを外す必要がないみたいなので、次回はそちらかシーコンとかを検討します。(結局グランフォンド用にシーコンを購入しました。)

カーボローディングが付け焼き刃すぎた

長時間のレースではカーボローディングはやるのが当たり前みたいな世界のようでした。なので、自分もカーボローディングをしようと思ったのですが、150km4時間のレースに対して、何をすればよいのかがわからない。

いつどれだけのカーボを摂取すればよいのかすら分からず、2日前から、とにかくカーボを取りまくる感じになってしまいました。結果、2kgくらい体重が増た気がします。。

しかも、体重が増えて、やりすぎた気がしていたレース前日の夜に、レジェンド高岡さんのツイートを発見。夜食にパスタ2kgをこれから食べる的な投稿。
「なんだって、パスタを2kgも食べる必要があったのか!」と息子と二人でびっくり。追加で就寝前(レースまで10時間もない)に、おにぎりとバナナを胃袋へ投入。もう食えないモードで就寝。

実はレース後に高岡さんに聞いたら、あれは3人前だったとのこと(・_・;)マジか。。
まぁ、スタミナ切れになることはなかったので、ハンガーノック起こすよりは良かったけど、確実に坂では不利になっていた気がする。最後に足つったし、、、。(実は朝も大量に食べた。。。)

タイヤ選定でひたすら悩む

距離の長いレースなので、なるべく転がり抵抗の低いタイヤを使いたいという思いと、パンクのリスクは減らしたいという思いで、タイヤ選定にめちゃくちゃ悩んだ。悩みすぎてツイッターでアンケートまでとってしまった(笑)
転がりを選ぶならミシュランパワータイムトライアルだけど、パンクには弱い。他にはパワーカップとスペシャライズドのターボコットンを用意していた。最終的にはパンクのリスクを減らすべきと思い、使い慣れたターボコットンを選択した。
前日の会場にマビックカーのスタッフの人がいて、いろいろ話を聞いたけど、なるべくパンクのリスクは減らしておいたほうが良いとアドバイスも受けたので、決心がついた。
ちなみにアンケートでもターボコットンが一位でした。

レース当日 朝

レース前

・朝3時起床
・朝食をガッツリ食べる。1500kcalくらいとっていた気がする。(高岡さんは2kgのパスタを食べているとまだ信じていた)
・会場へ車で移動
・朝の会場の気温は9度。寒いので防寒は必須。スタート15分前くらいまでは荷物預かりができるので、ギリギリまで暖かくして過ごす。お腹に新聞紙を仕込んで防寒対策をした。パノラマラインを下ったら取り出す予定だったけど、忘れててそのままゴールまで入れっぱなし。特に問題はなかった。

レース本番

使用機材

フレーム:S-Works SL7
ホイール:フロント Rapide CLX リア Alpinist CLX
タイヤ:Turbo Cotton 26
補給食:ピットイン4本
ドリンク:500ml(マグオン、BCAA(10g)、マルトデキストリン(45g)、カフェイン(100mg))2本

スタート〜パレードラン終了

45−49のおじさんは第3ウェーブで、第1ウェーブの若者から2分遅れでスタート。7kmほどのパレードラン区間で、先頭集団に追いつかないと色々と大変そうなので、少しずつ前に出るように番手を上げていく。5km付近くらいで先頭の30人くらいには行くことができた。あまり焦らないでもここは大丈夫な感じでした。

リアルスタート〜パノラマライン上り入り口

ほぼ集団で団子状態で進む。特に動きはなく、集団についていくだけ。あまりテクニカルなポイントもなく、きついポイントもなく、流れに任せる。

・パノラマライン上り〜KOM

富士ヒルで優勝するようなクライマーも参戦しているので、ここの上りは警戒して先頭集団10人くらいの中にいるようにしていた。先頭交代も何度かやりながら登る。ただ、思ったよりも飛ばす人はいなかったので、あまり辛さは感じずにKOM手前まで、どんどん進んでいった。4.5〜5倍くらい。

この時点で同年代カテゴリで先頭集団にいるのは、高岡さん、中鶴さん、チャリダーロードレース男子部の五郎さんを含めて4,5人程度。
集団は大きいまま進む。後ろをあまり確認できていなかったけど50人くらいはいたと思う。

KOMの1km手前くらいから、KOM狙いの人がアタックを掛け始める。自分も先頭の方にいたので、ちょっと踏んでみたら、同年代でついてくる人はいなかったので、そのまま踏んでKOMゲット。40−44では森本さんが獲っていた。

パノラマライン下り〜海

深めのコーナーなどもあり、意外とテクニカル。下りの下手な人はここで集団から遅れる可能性もある。一緒に参加していた息子はここで遅れてしまったらしい。高速ダウンヒルなので楽しいが時速80kmくらいは出るので、気を抜かずに下る。
下りが終わると海までほぼ平坦な道が続く。比較的ゆるいペースで進む。集団内にずっといるのも良くないと思って、先頭交代に何度か加わって回す。特に集団に動きはなく、ここも淡々と進む。

海〜蘭越町上り〜3段坂入り口

今回から追加された蘭越町の上り区間までは集団のまま淡々と行く。
蘭越町の上り区間に入ると、高岡さん含むRX組がアタック。RXの2人を含む3人が逃げを形成。ただ、メイン集団が大きいので、個人的にはこの逃げは成功しないと思い、集団で3人を追う展開に乗った。
途中、補給ポイントがあったが、ボトルも残っていたので補給はせずに通過。
少しすると速度が上がりだし、集団で追走開始。3段坂の手前数キロで逃げの3人を吸収。

3段坂の1段目

ここまでは、そこそこペースで進んできたが、勾配区間に入ると突如パワーが上がる。かなりのペースで最初の数分は登る。6倍以上は出ていたと思う。その後も緩むことなく第2KOMまで進む。ここで何人かがアタック。優勝した石井さんはここで飛び出していた。飛び出したのは分かっていたので、ついて行く選択もできたが、KOMでも狙いにいったのかなぁと傍観していた(ここのKOMは85Kmコース用なので150km組には関係なかったらしい。よく分かってなかった汗)。
そこそこキツかったが、ちぎれるほどではない感じでKOMを通過。たぶん、同カテゴリーでは高岡さんと自分の二人のみが先頭集団に残った。
下り終えて、しばらくは淡々と走行。

・3段坂の2段目

ここもかなりのペースアップをしながら進む。6倍程度でペースを刻むが、徐々に前との差が付き始める。数メートルほど先頭集団から遅れかけたので、ギアを上げて踏み直す。嫌になるほど苦しい。前の人達が踏みやめないかと弱気になる。その瞬間、突然左腿が攣ってしまった。

足が攣ったときのことを全く想定していなかったので、ここでこれ以上足が攣ったらやばいと不安になり、パワーを掛けられずどんどん先頭から遅れていく。そして高岡さんの赤いヘルメットが遠のいていく、、、。あと数分脚が持てばついていけたのに。。。

今考えると、ずっとシッティングで踏んでいたので、ダンシングに切り替えれば、ついて行くことができたかもしれない。。。(実際このあとずっとダンシングでしのいだ。)
しかし、とても悔しいけど、今の実力なのでどうしようもない。

レースの経験値がなさすぎて、攣りにくい走り方や、攣った場合の対処法などが全くわからずだった。
ここで優勝はなくなったが、カテゴリ2位は確保したいので、足が攣らない程度に踏んではみるが、今度は右足やふくらはぎまで攣り始めた。。。(今になって思えば高強度の練習が足りなすぎなんだと思う。)

3段坂の3段目

2段目の坂をなんとか上り終えると今度は3段目の緩やかな上り基調の区間が続く。
ここで、足が攣ってどうにもならないのでダンシングをしてみたら、あら不思議。攣る感じがしないでペダリングができることを発見。とは言いつつも攣らないように用心しつつSSTくらいのペースでひたすら10km以上を一人でダンシングで走行。

残り2kmくらいまで単独で走行していると、カメラバイクが目の前を走って自分を撮っている。気がする。が、これが気のせいで自分のすぐ後ろにメイン集団が迫っていて、それを撮影していた。。。

うっそーー!!

まじで驚いた。

正直、追いつかれることは全く想定していなかった。
これで終わったか。。。悪魔的絶望。

自分は単独で走って足を使っている上に、両足攣りまくりの満身創痍状態。かたや集団で追いかけてきた元気な人たちとのラスト1kmの上り坂勝負となってしまった。(勝ち目ないでしょこれ。。)

しかも、同カテゴリーのおじさんが数名その集団にいることを確認。こりゃ3位入賞も厳しい状況だなと思った。

ただ、他のおじさんたちが疲れていたらチャンスはあるかもしれない。そんな淡い期待をしつつ、最後の急勾配の上り坂区間へと進んでいく。ゴールが近い。

自分にはスプリントができる足は残っていなかったので、最後の急勾配区間の開始から、ロングスパートで勝負をかけることにした。それが自分の強みを活かせるパターンだと思ったし、それくらいしか出来ることがない。

最後の急勾配区間

急勾配に入る左コーナーを抜ける。それと同時に加速。目一杯踏む。そのままひたすら踏み続ける。残り200mまで先頭を維持。残り100mもまだ先頭か。
(NHKのチャリダーのゴールシーンの映像。最後の坂でずっと写ってる緑のお尻は私のお尻w)

ここに来るためにすごく練習した。努力や苦労とは思わなかったけど、たくさん練習したし、きつい思いもしてきた。

だから、結果はどうあれ出し切ることだけは決めていた。出がらしになるまでやってみて、だめだったら悔いもないだろう。

そして最後の2分間を7倍で耐えしのぐ。心拍は187を超えている。足は限界。視界も遠のく。心臓も口から飛び出そう。酸欠で手脚がしびれる。

集団先頭でゴール手前数十メートルまでもがく。同カテゴリーの選手が来ないか後ろを確認しながら進む。多分抜かれてないはず。

ゴール手前数メートルでヘロヘロの燃えカスになり、倒れかけながらゴール。真っ白になっちまったよ。

結果、ゴール前で自分より若いカテゴリの数名に抜かれはしたが、同カテゴリではレジェンド高岡さんに続き2位でフィニッシュすることができた。(メイン集団でも先頭の方でゴール。)

2位に入れてよかったー。

こんな大きな大会で自分がここまでできるとは想定していなかったので、不思議な気持ち。でもあと少しで先頭集団に残れていたと思うと悔しいと言う気持ちも大いにある。

ただ、ニセコクラシックで悔しさを持てる程度には戦えたことが、少し誇りにも思える。グランフォンド出場が目標だったので、それは達成した。走っているうちにあわよくば優勝も狙えるのか?なんて考えがよぎったが、もう少し力が足りなかった。世界選手権はもうちょい頑張って見ようと思う。

まぁ、よくやったと思うよ。一年前まではE3のレースでヘロヘロになって入賞も出来なかったおじさんが、E1や全日本レベルの人達とまともに戦えるようになったんですもの。少しは自分で自分を褒めてもいいのかもしれない。でも上を見てしまう。そうすると、やっぱり大きな口はたたけないんだよなぁw。

最後にチームメイトと。楽しかったー。

■振り返り

山岳賞。隣に森本さんw

一言で言うと経験値なさすぎ。

カーボローディングの下手くそさに始まり、足を攣る可能性が高いのに上りでギアを上げてみたり、ダンシング全然使わなかったり、あとから考えると知っていたり、体験したりしたことがあれば防げることが多すぎた。

勝負は2段目の坂で足が攣ってしまったときに決定的に着いてしまったが、いろいろなものを含めた総合力でやっぱりまだまだ駄目だった気がする。でも、あと少しなところまで来た気もする。

80km以上のレースも始めてだったし、ラインレースも初めて。こんなレベルの高い人達と走るのも初めてだった。学ぶことが多すぎる体験だったし、自分に足りないものがたくさんあることに気づけた。

これからも当たり前のレベルを上げていこう。グランフォンドの世界戦もある、あと一歩を縮めて行くよ!

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