こんにちは、彰馬です。
今回は富士ヒルの会場で試乗してきた、ピナレロ PRINCE FX 2019モデルをインプレしていきたいと思います。
それでは、どうぞ。
評価
剛性 9点
加速性 10点
登坂性 7点
コーナリング 8点
お気に入り度 8.5点
ピナレロ PRINCE FXについて
イタリアが誇る世界トップクラスの人気を持つブランド、ピナレロ。
イタリアらしく洗礼されたデザインからは想像できない、そのアグレッシブな乗り心地は、長い間多くのライダーを虜にしてきました。
近年では、ゲラント・トーマスやクリス・フルームのグランツール優勝に大きく貢献し、その実力は確かです。
今回乗車したPRINCE FXは、ピナレロの名車PRINCEの最新バージョンとなっております。
弱虫ペダルでは人気キャラの鳴子君が旧モデルのPRINCEに乗っていることもあり、女性からの人気も高いのではないでしょうか。
PRINCE FXはグランツール三連覇に貢献した、DOGMA F10 のテクノロジーを受け継いでおり、エアロ性能をさらに強化したものです。クリテリウムなどの高速展開が予想されるレースでは活躍すること間違いなしでしょう。
インプレ
剛性について
エアロフレームらしく踏みが硬いのが一番の印象として感じられました。
今回はアルテグラのコンポーネントで試乗しましたが、それでも十分すぎるくらいに踏みは硬く、踏んだら踏んだ分だけ進む感覚は乗っていて気持ちがいいものでしたね。
フルクラムの25cのレーシングゼロが装備されているため振動吸収も非常に良く感じられ、長時間のライドをしても手の痺れや体の疲れを感じにくい印象でもありました。
ですが、フレーム自体が高剛性のためデュラエースなどの硬いハイエンドモデルのコンポーネントと組み立てると、初心者の方や脚ができていないサイクリストの方は長時間のライドは脚への負荷が大きく向かないかもしれません。
加速性について
このフレームの一番の売りは加速性能と言っても過言ではないかもしれないくらい、非常に良いものでした。
急な加速や全開のスプリントをしてもバイクが暴れることはなく、どこまでも加速が伸びていくのが感じられます。
速度を出してもバイクが暴れないため、スプリント時のダンシングも非常にやりやすく、バイクが自分の体の一部になったかのようにストレスを感じることなく、集中してゴール前でのスプリントを行えると思います。
登坂性
重量が少し重いため、地面にガムが付いたような、ねっぱり具合のある走りでした。
ダンシングもスプリント時のダンシングのしやすさからは打って変わって、振りが重く感じられ若干のストレスを感じましたね。
そのため、長い坂を登るヒルクライムレースよりかは、短いアップダウンのあるレースでの方が走りやすいとおもいます。
コーナリング
速度を出していても、しっかりと曲がってくれるのが感じられました。バイクが思い通りに動いてくれるので、入射時の恐怖感もあまり感じることなく走れると思います。
まとめ
エアロバイクらしく高剛性で空力も良く、全体的に非常に乗りやすいフレームだと思います。
クリテリウムなどの急な加速や高速での巡行がみられるレースでは間違いなく活躍することでしょう。
値段がアルテグラの完成車で53万とすこし高いものではありますが、それでも、平地用の決戦フレームとしては十分価値のあるものだと思います。カラーリングも豊富なので、お気に入りのジャージに合うデザインを見つけられるかもしれません。
ヒルクライム用とは別にもう一台買うのはいかがでしょうか。
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