こんにちは! ショウマです!
先日チームメンバーからトルク型とケイデンス型のペダリングはどちらが良いのかと聞かれて答えられませんでした。
確かに、どちらが良いのかは疑問に思いますよね。
僕自身もどちらが良いのかわからず、今回の記事で調べてみることにしました笑
よく、90回転くらいで回すと良いと耳にしますが、本当に良いのでしょうか?
そんなこともあり、今回はペダリングについてまとめてみました。
ただ、ペダリングにはいろいろな意見があり、トルク型とケイデンス型どちらが良いかはっきりと断言することはできないので、参考程度に読んでください。
なぜトルク型とケイデンス型に分かれるのか?
そもそも、なぜトルク型とケイデンス型に分かれるのか疑問に思う方もいるでしょう。
なぜ、トルク型とケイデンス型に分かれるかというと、筋肉の質がペダリングに影響するからです。
筋肉には速筋と遅筋という性質の異なる2種類の繊維から構成されており、どちらの比率が多いかでトルク型、ケイデンス型に分かれます。
- 速筋
- 遅筋
筋肉の繊維が大きく、瞬間的なパワーを出すのが得意。しかし、酸素を取り込む力が弱いため持久力がなく疲れやすい。
スプリンターに多い
速筋と違い瞬発力は弱いものの、酸素を取り込む力が優れているため、持久力が高く疲れにくい。
クライマー、オールラウンダーに多い
このように、速筋が多いとトルク型、遅筋が多いとケイデンス型に分かれる傾向があります。
もし、わかりにくいと思った方は陸上のマラソン選手と短距離選手を想像してみてください。
短距離選手は脚が太く、マラソン選手は脚が細いですよね。
これは、短距離選手には速筋が多く、マラソン選手には遅筋が多いからです。
トルク型について
トルク型のペダリングの特徴を簡単にまとめると、
・1回転あたりのペダルにかかるトルクが高い(ギアが重め)
・回転数が少ない(平地で80回転以下)←個人的な考えです
そのため、トルク型はパワーが高めの人向けの乗り方です。
また、ケイデンス型と違って脚を多く回す必要がないので心肺機能へのダメージが低いという利点があります。
しかし、トルク型のペダリングは脚に負担がかかりやすいので疲れやすく、初心者の場合は低ケイデンスで重いギアを踏み続けると膝を壊す原因にもなります。
特に登りでは、デメリットが大きいです。
ロードバイクで走る際のパワーはトルク×ケイデンス=パワーとなっています。
そのため、登りで重いギア(低ケイデンス)だとトルクが足りなくなり失速・減速の原因になります。
(重いギアだと踏めなくなるということです)
また、トルク型の選手は上りでのケイデンスがケイデンス型と比べて低くなってしまうので、ケイデンスが低いとペダル側の抵抗が大きくトルクがかけにくくなるので、登りが遅くなる原因にもなります。
しかし、パワーが高い分、平地やスプリントは強いので、クリテリウムや長い上りのないロードレースでは強いタイプの選手が多いです。
ケイデンス型について
ケイデンス型のペダリングの特徴を簡単にまとめると、
・1回転あたりのペダルにかかるトルクが低い(ギアが軽め)
・回転数が多い(平地で90回転以上)←個人的な考えです
ケイデンス型は、脚を多く回す分、脚が疲れにくいです。
しかし、脚を運動させる回数が増えるため、トルク型と比較すると心肺機能への負荷が少し高いです。
ですが、ケイデンス型の選手は筋肉の性質上、体重が軽くパワーウェイトレシオが高い傾向にあるので登りが得意です。
これは、ケイデンスを上げることでペダルの抵抗が減り、トルクが低ケイデンスに比べてかかりやすくなるので、速度アップに繋がるのです。
ツール・ド・フランスで何度も優勝しているクリス・フルーム選手は典型的なケイデンス型です。
まとめ
いかがでしたでしょうか、今回はペダリングのトルク型、ケイデンス型についてまとめてみました。
個人的な意見ですが、ペダリングは自分が一番やりやすいケイデンスで走るのが一番良いと思います。
よく、ケイデンスは90回転で走ると良いと耳にしますが、結局は自分が走りやすいのが一番重要なので、あまり、気にする必要はないと思います。
僕なんかは室内でのローラートレーニングで高不可を出すときはケイデンス80〜85なのに対し、外で高負荷で乗るときは90〜95ぐらいに上がるので、自分の型をよく把握してません笑
皆様のサイクルライフがより良いものになりますように!
コメント